オール電化×太陽光で電気代が激減!二世帯住宅のリアルな1年半の実績

2025/08/16

くらしとレビュー 補助-体験談

オール電化と太陽光発電を活用した二世帯住宅の節約イメージ。再生可能エネルギーで電気代を削減する家のイラスト

結局いくらお得?どう動けばいい?――二世帯・オール電化のわが家が、太陽光11.7kWと蓄電池7kWhを活かして黒字を積み上げたコツを、結果→季節差→運用ルールの順にまとめました。EV(リーフ)、ループ電気(2024年3月〜)、床暖&エアコン常時運転の条件です。

この記事でわかること
  • オール電化と太陽光発電を組み合わせた二世帯住宅のリアルな電気代の推移
  • 売電・買電・電気自動車(EV)充電を含めた上手な電気の使い方
  • 蓄電池やエコキュートの活用で節約を最大化するポイント

まずは結果:年間まとめ(平均額)

「月あたりいくら得?」を先に把握できます。

年度 買電(月平均) 売電(月平均) 差引(月平均) トピック
2024年 約6,000円 約11,000円 約+4,700円 EV導入/ループ電気へ変更(3月〜)
2025年(1〜7月) 約6,400円 約12,300円 約+6,000円 運用安定/春〜初夏で黒字厚い

季節でどう変わる?(春夏秋冬の平均)

どの季節に“昼へ寄せる”と効果的かが分かります。

シーズン 買電(月平均) 売電(月平均) 差引(月平均) ポイント
春(3〜5月) 約5,000円 約13,000円 約+8,000円 最も稼げる。家事・給湯・EVを昼に集中
夏(6〜8月) 約4,000円 約12,700円 約+8,700円 発電強い。常時冷房OKでも黒字厚い
秋(9〜11月) 約6,300円 約8,900円 約+2,600円 緩やかに落ちる。昼タスク維持
冬(12〜2月) 約10,000円 約9,600円 約-400円 床暖で消費増。昼炊き・昼充電で赤字最小化

わが家の運用ルール(続けやすい順)

  • 晴れたら昼家事:洗濯乾燥・食洗機・下ごしらえを日中に寄せる
  • エコキュートは昼炊き:余剰で給湯完了→夜の買電を減らす。
  • EVは二段運用:ベースは夜間、晴れの日は昼に上積み充電
  • 空調はつけっぱなし派:ON/OFFより効率維持。昼にタスクを集めるほうが効果大。
  • 会計一本化:メーター1契約。子世帯が買電支払い・売電受取で意思決定が速い。

設備とイベント(効き目の理由)

太陽光11.7kW × 蓄電池7kWh

  • 昼→蓄電→夜に回す:夜の買電を圧縮。
  • 悪天候日は控えめ:必要最低限の夜間補充のみ。
  • 停電に強い:冷蔵庫・照明・通信を確保。EVと併用で安心。

EV(リーフ)導入:売るより賢く使う

売電はやや減っても、買電回避のほうが効果大。自家消費率は2024年:約83%2025年(1〜7月):約92%に向上。

電力会社の見直し:ループ電気は2024年3月〜

固定費ゼロで無駄を抑制。買電の実勢は約34〜38円/kWh、売電は約16円/kWhのレンジ感。半年ごとに見直し推奨。

オール電化と太陽光発電による電気代削減のイメージ図
太陽光発電とオール電化を組み合わせることで実現できた電気代削減のイメージ図

月別データとグラフで見る実績

2023年12月〜2025年7月の推移。グラフで全体像、表で月ごとの目安を確認できます。(数値は読みやすい概算)

Monthly Buy vs Sell Electricity Trend
グラフ1:各月の買電 vs 売電 (¥)
Net Electricity Cost Trend
グラフ2:各月毎の合計 (売電 − 買電)
Electricity kWh Trend
グラフ3:各月の発電量 / 消費量 / 売電量 (kWh)
月別データ(概算)を開く
Month Buy Sell Net Note
2024/01約1.0万円約0.9万円±0円
2024/02約1.2万円約0.9万円約-0.3万円EV導入・昼充電
2024/03約0.7万円約1.2万円約+0.5万円ループ電気(3月〜)
2024/04約0.4万円約1.3万円約+0.9万円
2024/05約0.2万円約1.4万円約+1.2万円春のピーク
2024/06約0.2万円約1.4万円約+1.2万円
2024/07約0.4万円約0.9万円約+0.5万円
2024/08約0.6万円約1.4万円約+0.8万円
2024/09約0.7万円約1.3万円約+0.6万円
2024/10約0.5万円約0.8万円約+0.3万円
2024/11約0.7万円約0.6万円約-0.1万円
2024/12約0.8万円約0.9万円約+0.1万円
2025/01約1.2万円約0.8万円約-0.3万円床暖ピーク
2025/02約0.9万円約1.2万円約+0.3万円
2025/03約0.9万円約1.1万円約+0.2万円
2025/04約0.5万円約1.5万円約+1.0万円
2025/05約0.3万円約1.4万円約+1.1万円
2025/06約0.3万円約1.3万円約+0.9万円
2025/07約0.4万円約1.4万円約+1.0万円夏の高発電

よくある質問(FAQ)

Q. まず何から始める?
A. 「晴れた昼に寄せる」。洗濯乾燥・食洗機・下ごしらえ・エコキュート・EV充電を昼へ。
Q. つけっぱなしは損?
A. 空調は効率維持が基本。昼に家事を集めるほうが効果が大きいです。
Q. EVで売電が減らない?
A. 売電は少し減りますが、買電回避の効果が上回りやすく、全体ではプラスでした。
Q. 電力会社はどう選ぶ?
A. 運用が昼寄せ型か夜寄せ型かで時間帯単価と基本料の有無を比較。半年ごとに見直しを。

まとめ

合言葉は「晴れた昼に寄せる」。太陽光11.7kWと蓄電池7kWh、エコキュートの昼炊き、EVの昼充電を組み合わせれば、二世帯・オール電化でも黒字を積み上げられます。ループ電気(2024年3月〜)など契約見直しも合わせて、季節に応じて微調整していきましょう。

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